人生のBGM
谷村新司さんが亡くなられました。。。
上京間もない頃、私は三鷹のアパートで初めての一人暮らしをしていた。
その頃、アリスのLP盤を買った・・・特にファンだったわけじゃなかったけど、曲の新鮮さに惹かれて聴いてみようと思った。
決して明るい曲じゃない・・・でも、癒やされた。
当時の私は心の思うままに生きていた・・・そしたら、人並みの幸せから少しずつ離れてしまっていた・・・何処か器用に生きてゆけないもどかしさがあった。
心の居場所が分らなくなった時に無性に聴きたくなった・・・。
「遠くで汽笛を聞きながら」を聴くと、若かった頃の三鷹時代の生活が思い出されます。
♪~何もいいことがなかったこの街で~♪のフレーズは、若さだけで何もなかった当時の私がよみがえってくる・・・とても愛おしい人生の1ページです。
娘のように可愛がってくださった川崎の税理士さんが余命幾ばくとも無いと知らされてお見舞いに行った帰り、車のエンジンをかけた途端、カーラジオから「群青」が流れてきた。
その時、初めて聴く曲だった・・・その曲は私の心に響いてしまった・・・私は泣きながら運転して帰った事が思い出されます。
谷村さんの曲は私の人生のいろいろなシチュエーションにBGMのように流れている。
人生のせつなさを知り・・・明日への勇気をいただきました。
ご冥福をお祈りします。
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